落とし物箱

出会っちゃった人たちの話がしたい

そのままの君を愛そう




3LDK presents MUSICAL SHOWCASE 2ndに行ってきました。


とても素敵なステージだった…


タイトル考えてるときにこれめちゃくちゃ重たいな〜と思ったんですけど、今回の公演のエントリのタイトルはこれ以外に見つからなかったので許してほしい。


改めて平間くんのこと応援しててよかったなって感じたし、これからも平間くんのことを応援していきたいって思わせてくれるステージでした。こういうイベントがあるたびに、今応援できている幸せをものすごく感じる。


平間くんの好きなところは個人的には踊ってる姿がいちばん好きなので、今回のミュージカルショーケース楽しめるかなどうかな、と不安になってるところも実際あったのですが、普通に楽しめた。目の前で起こってることが夢みたいだった。
だって冷静に考えて?
推しが目の前で「僕こそ音楽」を歌ってる姿。めちゃくちゃモーツァルトになってる姿。
これってすごいことすぎない??私には理解できないくらいすごいことだった。ついに私は推しが「僕こそ音楽」を歌っている姿を見られる世界線にきてしまったんだ……… 意味がわからない。

TIME3LIPの時に改めてミュージカルの曲を歌うということはその歌を歌っている役を背負わなければ歌えないことを感じて。今回のミュージカルショーケースは1時間という短い時間だったけれど、ステージの上で様々な役になってる姿を見られるものすごく贅沢な時間を過ごさせてもらいました。MUSICAL SHOWCASEすごい。
それぞれが歌う曲における作品の理解とかその役についての知識を入れた上での表現だと見ていて感じられる。この抜かりない努力がみえる瞬間に、この人たちなら大丈夫だなってどこからか沸いてくる自信もあって。こういう見えない部分のとても大事な作業を当たり前のこととしてやってきてくれて、ちゃんと完成したものを届けてくれるのがものすごく嬉しい。だからこっちも何を提示されても心配なんてなくて、安心して受け止めようって思う。この信頼関係ってそう簡単に築けるものではなくて、彼らの努力と今までの長い時間をかけて作り上げてくれたレールがあるからなんだな、と感じた公演でした。


それぞれの曲感想。セットリストはレポしてくださってた方の参考にしました。私の脳内メモリーカード、容量全然ないくせに先に表情仕草の意味とか考えちゃうから基本的に内容って覚えてない。間違ってたらすみません、私のリサーチ不足(覚えとけって話なのはわかってる)。




◯セットリスト


M1.スカイラーシスターズ 「ミュージカル ハミルトン」より

普通に平間くん可愛いんだけどなんなのあの女の子??
今回2回入ったのですが、1回目は双眼鏡で表情ばっかり見てたから全体の動きを追えてなかったんだけど2回目見たとき驚いた。あんなに腰振って歩いてたの?平間くんのお尻の出し方がめちゃくちゃキュートで可愛い。腰柔らかいな〜って思った。そしてあの女の子の仕草を堂々と平然とやるクオリティの高さに驚いて。伊達に2回もエンジェルちゃん生きてるわけではなかったのがなんか嬉しかった。エンジェルちゃんの経験がこういうところでのパフォーマンスにしっかり活かせてるのほんとうにすごい。
今回、ちょこちょこ音を取りながら身体が動いてしまうダンサー平間壮一を色んなところで感じては沸いてたんだけど、そのたびに身体の柔らかさを感じたよ〜 2020年RENT、エンジェルちゃん再再演すごくすごく期待して待ってます!!!(やってほしい気持ちが強すぎる太文字と大文字だよ!)早くキャスト発表してほしいね!!


M2.a whole new world「アラジン」より

みなさんは推しがアラジンになった世界線って経験したことありますか?私はあります!!
推しが… アラジンを… している………
何回考えても現実だし目の前に起きたそれは真実でした。平間くんのアラジンはスキンシップ多めで積極的なタイプのアラジン。私はアラジン自体を見たことがなかったのでこの曲がどこのシーンで歌われてるか知らなかったんですけど、友達に聞いたらジャスミンをデートに誘うシーンだと聞いて純粋に驚いた。だって、平間くんもう誘うっていうよりデートしてたもん。
(追記)アラジンのストーリーちゃんと聞きました、平間くんしっかりアラジンしてたしちゃんとデートの歌だったんだね… 初めて会った時じゃなくて面識があった上での歌だったみたい。私はそろそろアラジン見ような。にしても、平間くんってものすごくアラジン似合うなあって思ってしまったのでいつかやってほしい願望が出てきてしまったよ……
この曲歌ってる平間くんをみていると、守って!って甘えたくなるようなそんな大きな背中を感じるの、控えめに言って最高。ぜひ2日目2部を映像に残してください!!!本人も言ってたけど2日目のくるみちゃんとの合い方が綺麗にハマってキラキラして見えた。2人がダイアモンドみたいだったよ。一緒にダイアモンド見つけたい


M3.愛はいつもおろかなもの「ミュージカル SONG WRITERS」より

大人な水田さんとゆいかちゃん。平間くんじゃないけど2人ともすれ違いが似合うな〜って思いながら聴いてた。あと水田さんのスタイルに感動して、個人的に2日目の衣装がすごく好きでした。肘まで袖捲りしてるの反則!!


M4.a step too far「ミュージカル アイーダ」より

基本的に今回の楽曲は私ほとんど聞いたことがない楽曲だったので全部が新鮮だった。三角関係を歌う男女の今すぐにでも崩れ落ちてしまいそうな脆さを気持ちで奮い立たせている感じが儚いよね、私の耳はぽんこつなので歌詞までは聞き取れなかったから内容はわからんけど。すみません。


M5.君住む街「MUSICAL My Fair Lady」より

初めて水田さんをめちゃくちゃ浴びました!!!!楽しそうに歌って好きな人の住む街にいる喜びが溢れていてこの曲すごく好きになりました。あと表情が多彩だなって感じた。いつか水田さんのミュージカル見に行きたいな〜って思ってたら、探偵と怪人私多分行くわってなったので、9月楽しみだなー!!


M6.間違いだらけの女の歴史「ブロードウェイミュージカル Kinky Boots」より

登場のくるみちゃんが可愛いかった!!キンキー見たことないから歌い方ソニンさんに寄せてるのかそういうキャラクターなのかはよくわからなかったけど、とにかくくるみちゃん、可愛い。歴代の男たち、平間くんは"浮気男"。満面の笑顔でお手振りしてるのみて、これ浮気男っていうよりヒモじゃんって感じたのは私だけでしょうか。あの笑顔で甘えられたらなんでも買い与えたくなってしまうマジック。平間くんからこんなにヒモ味を感じるなんて思わなかったな〜〜〜


M7.Every body say yeah「ブロードウェイミュージカル Kinky Boots」より

平間くんってびっくりするお芝居上手ですよね。後ろから肩叩かれてびっくりするの、いつ見ても上手だなって、これS×?でも思ったなあ。あとなんだろう、自分の立場と気持ちにもがいてる役を平間くんがしてるの、私は好きなんだと思う。多分見えそうで見えない奥深さが性癖なんだろうな、絶妙なところ突いてくる平間くんのあの表現みてるの楽しくて好きなんだ〜


M8.キッチュ「ミュージカル エリザベート」より

うえたくさんの底知れぬ表現力をめちゃくちゃ感じた… うえたくさんこんなに歌える人って知らなかったのほんと申し訳ないです…… 帝劇俳優さんすごいなー!!


M9.愛していればわかりあえる「ミュージカル モーツァルト」より

水田さんとくるみちゃんの雰囲気が好きだった!!くるみちゃん、またアラジンの時とは違って大人な雰囲気が漂ってて素敵だったな……


M10.僕こそ音楽「ミュージカル モーツァルト」より

推しが、僕こそ音楽を歌っている世界線にきてしまった………(2回目)
あんなに優しい顔でこの曲歌うのって反則じゃない?好き。終わったあとTwitterの方でも呟いたんですけど、私この曲って周りの意見は耳に入らなくて、自分の意志が強いそんな僕を愛して!って歌な印象だったのですが、平間くんの歌を聴くと、周りの意見を聞いてそれも肯定した上でそれでもこんな僕を愛して欲しいって訴えているように感じて。この曲の印象がガラッと変わったのがいちばん大きい。
そして個人的にちょっと色々あったので、このタイミングでこの曲を選んでくれて、「このままの僕を愛してほしい」と伝えてくれたのは素直に嬉しかった。それにしても、奇跡みたいな時間だったな……


M11.民衆の歌「ミュージカル Les Miserable」より

僕こそ音楽終わり、暗転して目を閉じる。そして目を開いた時に宿っていた光の色は全く違う色をしていたことに鳥肌が止まらなくて、改めて平間くんのこのスイッチが大好きだと感じた。
レミゼは個人的には映画を1回見ただけなのであのシーンあたりのところだ…!くらいにしかわからなかったけれど、大きな存在に立ち向かっていく姿が格好良く見えた1日目。「平間くんレミゼ出ないかな!」って終わったあとに叫びました。そして2日目。平間くんが目に宿した光の先には明日への希望とかよりも悲しみの色を濃く感じてしまって、「やっぱりレミゼ出るのやめよう!」と言い放った帰り道。
おたくの掌返しは稲妻よりも早い。
この作品も、平間くんというフィルターを通すとこんなにも悲しく聞こえてしまうのかと2日間での違いを感じて怖くなりました。
演出は5人がV字に並んで歌う姿に若者の迫力を感じたし、何より腹筋をめちゃくちゃ使いながら歌ってるの見られたのがものすごく…良かった…… あんなに腹筋に力入れながら歌ってる姿なんて中々見られないのでレアなもの見せてもらったな、かっこよかった。


M12.SONG WRITERS「ミュージカル SONG WRITERS」より

さんえる安定の最後の1曲ですね〜!!とにかくこの曲の雰囲気がTHE 3LDK!!って感じがして、とても好き。
扉を開ける振りをしたり、100とか101のジェスチャーしてくれる平間くんが今年も見られたので、101個目の幸せに書き出そうと思いました。








ばばばっと全曲感想。読んでくれた方ありがとうございます、お気づきかとは思いますが今回も安定の平間壮一定点カメラでした。

ダンス踊ってる姿も良いけど歌ってる姿も格好良くて。歌に関してはまだまだ模索しているところもあると思うけれど、しっかり正面から向き合ってるのを感じられたから、今回ミュージカルショーケースに入れてよかったなって思ってる。まだ歌を好きにはなれないかもしれないけれど、いつか好きになれる日がくるのを待ってみてもいいんじゃないかなって。その日がくるのを少しだけ近くで見させてください。


そして、お互い目標が達成できたら暖かい日が差す丘でありがとうを伝え合おうね。






孤独な2人の果てない戦い 〜 19版 ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」




みなさんお疲れ様です、ロミジュリの沼の底からこんにちは。無事にヴェローナでモンタギューの女してます!ティボルトと駆け落ちしたいタイプのモンタギューの女です。何をとっても禁断でしかない。私は何を言っているんだろうか。



さて、ロミジュリ東京公演も残り1週間を切って、改めて公演期間が2週間ってめちゃくちゃ短いなあと感じてる終盤戦です。個人的東京ロミジュリは残り1公演になったので今の心境と目で見えたこととわからないこと(とたまに妄想と)か。とはいうものの、とにかく私は平間マーキューシオと廣瀬ティボルトの話がしたい!!!



そうそう、こないだロミジュリ前に書いてた戯曲のエントリ読み返してたら私めちゃくちゃティボルト警戒してて面白かった、過去の私、自分のことよくわかってる。ちゃんとティボルト好きになってるよ。



未だ見ぬ恋人探しに行かなきゃっっっ(大野ロミオボイス)

毎回こんな心境で見に行くロミジュリ。終わって劇場出る頃には心ここに在らずです。


自分の中での解釈もままならないまま書き始めてるので終着地点はありません、大千秋楽までにゴールできたらいいね。


今のところの観劇比率はマーキューシオ(平間4:黒羽0)、ティボルト(渡辺1:廣瀬3)です。3/5現在



マーキューシオのお話

平間くんのマーキューシオにやっっと会えました!歓喜!噂通りのヤバイ薬キメてるマーキューシオ!ずっと見たかったやつ!ありがとう!ロミジュリ!イケコ*1!!と興奮しまくった初日終わり。
平間くんのマーキューシオ解釈、17版に関しては今回の19版ロミジュリをやるにあたって出た様々なインタビューを読んでいたので、最初からヒントをたくさんもらえている状態だったけど、19版として前回よりも進化しているだろうし、あんなにヒントがあったのに実際見てみると全然わからなくて楽しい。マーキューシオがしんどいのは周知の事実なので敢えて書きません。毎日しんどいって言ってる。


さて、マーキューシオって始めに血縁関係の話をするとモンタギューの人間でもキャピュレットの人間でもなく、家柄としては大公というヴェローナを治めている家にあたる。このマーキューシオの血縁がロミオ&ジュリエットを深くしている1つのピースになってるからすごい。シェイクスピアすごい。(今更)
どうして彼はモンタギューを名乗るのだろうか、モンタギューでもキャピュレットでもない人間がなぜこの2つの名家の争いに巻き込まれることになったんだろう、という疑問がロミジュリ戯曲を読んでいてずっとあったんです。それが小池先生が潤色をすることによって一気にモンタギューの人間になる。私の中でずっと噛み合ってなかったことが初日に見て一気にすとんと解決しました。
マーキューシオって対キャピュレットの気持ちよりも対ティボルトの気持ちの方が強い。ティボルトに敵対する選択肢を選んだ時、自然とモンタギューにいくのがこのヴェローナでは当然の流れだった。ヴェローナにおける大公の立ち位置は"中立の立場"で、その甥にあたるマーキューシオはどちらにでも属すことができるし、その選択をしないことだってできたはず。ただ彼はモンタギューにいることを選んだ。立場上だとマーキューシオの方がモンタギュー卿よりも上*2なのに敬意を示していることから、彼はモンタギューに居場所を与えてくれ、この場所で自分を信頼してくれていることに感謝してる。だからこそやらなければいけないことだって彼にはある。それはモンタギューを守ること。それにしてもこの時代、自分より身分が下の人に対して感謝の気持ちだけであんなに敬意を示すことができるものなのかね……(完全なる知識不足) それともまだこの2人の間に何かあるか?知らんけど。*3

ミュージカルを見ると原作ではそこまで感じなかったマーキューシオ対ティボルトが前面に押し出されていて、個人的にこの対比がすごく好みだった。マーキューシオにある"憎しみ"の気持ちは"キャピュレットへの憎しみ"ではなくて、"ティボルトへの憎しみ"が大きい。ティボルトに対する執着が大きすぎてお前らの過去に何があった?って考えたくなるし考えてるけどここからは妄想なのでまたいつか。

タイトルにしたマーキューシオから見える"孤独"のお話がしたい。初めて見たとき色々しんどかったけど、いちばん引っかかったのが「世界の王」前のベンヴォーリオを置いてきたロミオに放つセリフ
「お前らマブダチだろ〜?」*4
にめちゃくちゃびっくりした。ロミオ、ベンヴォーリオ、マーキューシオの3人の関係性はそれこそマブダチくらいの仲だと思っていたのに、彼の思う"マブダチ"の中に自分は存在していない。彼はロミオとベンヴォーリオが"マブダチ"だと思ってる。マーキューシオは自分を客観視した上であの言葉をロミオに投げかけたのか。はたまた本心なのか。その客観視してしまうところが気持ちではなくて家柄、血縁関係が関わってきているのだとしたら、マーキューシオ、実はいちばん孤独と戦っているんじゃないか…と思い始めてしまった。彼自身、モンタギューの名前を背負わせてもらっているものの、背負いすぎるのはいけないと、偏りすぎるのはいけないとどこかでわかってるんじゃないか。彼の役割はあくまで"モンタギューを守ること"だから。「決闘」でモンタギューvsキャピュレットというよりもマーキューシオvsティボルトという形での争いに見せようとした(この喧嘩に関するマーキューシオの言い分は今までの鬱憤を晴らすみたいな言及の仕方だしね)のも実はモンタギューの家を巻き込まないためにとったことだったりして…… 大公の甥という立場、いずれモンタギューを離れないといけないことも、ここにはずっと居られないことも全部わかって戦うマーキューシオ。とてつもなくしんどくて辛い。近くにロミオがいても、ベンヴォーリオがいてもこの血縁関係から離れることなんてできないマーキューシオの孤独。マーキューシオはこのモンタギューから"いつか離れなければいけない"時をロミオの結婚を知った時がその時なんじゃないかと悟った。ヴェローナが壊れ始めていくのを目の前にして「もう終わりだ!」って叫ぶのは、ロミオとの、モンタギューとの関係性ももちろんあるけれど、必死に孤独を誤魔化して戦ってきたマーキューシオ自身が今の状態でいられなくなることを思った言葉だったりして…… このままモンタギューとキャピュレットが和解しちゃったら、モンタギューにいる意味がなくなっちゃうんだもんね、知らんけど。結局とんだ妄想になっちゃった。私はマーキューシオにふと感じる孤独が辛い。




ティボルトのお話

ティボルト、めちゃくちゃ好きだ!!駆け落ちしてくれ!!!!!ほら、私ってモンタギューの女()だからさ、駆け落ちがいちばん争わなくてすみそうじゃん?
冒頭から声を大きくして言ってますが私はティボルトが好きだ!特に前情報も入れずにティボルトをみて激震が起きたのは2/27ソワレ。廣瀬さんティボルトが想像を超えすぎていて、ほとんど覚えてないけどこんなティボルトがいるとは思わなかった。解釈最高ティボルト(IQ2) 見れば見るほどしんどいティボルト。(語彙力の欠如) 好きだ。(しつこい)
ティボルトってキャピュレットへの忠誠心が軸にあって動いている、それこそ飼い主がいないと暴れられない大型犬っていう印象だった。そのイメージでいたら全てをひっくり返された。ティボルト、キャピュレットへの忠誠心より前に自分の気持ちが軸になって動いている。衝撃を受けた。飼い犬でもなければ大型犬でもない…


ティボルトは(キャピュレット夫人側の甥ではあるが)キャピュレットの血を引く人間で、キャピュレットの跡取り。モンタギューにはリーダーが2人*5いて、ロミオがいる。その3人に対してキャピュレットは1人。キャピュレット卿からも相手にされなくて、頼れる人もいなくてずっと1人で戦っている。ティボルトの孤独はわかりやすいと思うのでそんなに語りません。個人的に携帯持ってないことがヴェローナでの"孤独"をすごく感じる*6ポイントです……
ティボルトって先ほども書いたように私の中のイメージだとキャピュレットへの忠誠心を大きな軸としてヴェローナで生きてる印象でした。それが大きく変わっていたのがティボルトの心情。メンタルがボロボロで、だけど自分の意志がはっきりあること。強くいようと見せているけれど、実はいちばんヴェローナでの争いに歯がゆさを感じているのはティボルトかもしれない。大人のつくった世界に生まれて、憎しみ合うことを教えられて育ってきたけれど、子どものままでいられずに確実に成長していて。周りと違って1人だけ早く大人になってしまった。「ティボルト」での自分の立場を言い聞かせているような歌い方。キャピュレットの人間で、いずれはここの跡を継ぐ使命がある。従姉妹同士の結婚は禁止されていることだって、それでもジュリエットをいちばん近くで守りたい思いとか、愛があることも全部許されないとわかった上での"俺はティボルト。"に彼の思いの深さとやり切れない思いを感じる。なんて堅苦しい場所にいるんだろう。
ラスト、ロミオに刃を向けられた時の表情に「モンタギューを滅ぼしたい」という気持ちよりも「ジュリエットに幸せになってもらいたい」という気持ちが見えて、私は死んだ。ティボルトは誰よりも大人だったんだ。
自分のいる場所に納得していなくて、ジュリエットを想う気持ちが大きくて、それでも大人の言う通りにしか生きられなくてもがいているティボルトはある意味等身大の若者なのかもしれないな、とすら感じさせる。私たちのいる現代の感覚とかけ離れすぎた人かと思ってたらすごく近くに感じる人だった。



孤独な2人の果てない戦い(タイトル引用)

この"孤独"を背負っている(私調べ)2人って似ているようで似つかない。2人の共通点の1つとしてナイフがあげられる。ティボルトは「俺が頼れるのはこのナイフだけ」ってセリフと共にナイフを見つめる。対してバタフライナイフを器用に得意気に操っているのにマーキューシオから「ナイフ」って言葉は出てこない。それなのに"ナイフ"の印象はマーキューシオの方がある。*7この違いがそのままマーキューシオとティボルトだな、と感じていて。器用だから大抵の物は簡単に手に入れることができるマーキューシオと不器用だから手に入れることが難しいティボルト。ナイフへの執着は変わらないはずなのに圧倒的に印象付けられるのは器用なマーキューシオなんだ。コインの裏と表みたいに、ほとんど同じなのに全然違う。だから向き合うと喧嘩になる。ずっと背中合わせで生きなきゃいけない2人だったのかな。

お互いのベクトルは全く違う方向に向かっていて。マーキューシオはティボルトに向かっていて、ティボルトはロミオに向かっている。けれどお互い向かっている先からは振り向いてもらえない、一方通行の憎しみがまたより一層孤独を増す。そんな似ていないようで似ている対比がこの物語の中にたくさん見え隠れしていて面白い。「憎しみ」で2人ともナイフを見ているの知った時の驚きは忘れられないし、女の言葉に耳を貸さない2人も面白いくらいにそっくりだった。
2人は背中を合わせたら強くて誰にも負けない力を発揮できたんだろうけど、合わせる前に大人の力によって引き裂かれた結果"孤独"と戦うことになったのかな…… 知らんけど。



結局半分くらい妄想だったけど話したことは話できたのですっきり!


ティボルトのこと大好きでたくさん書いたけど基本的にマーキューシオ定点カメラでティボルト見られてないので誰か情報をください!!(笑)


では、またヴェローナで殺されましょう!!





*1:小池修一郎先生。ロミオ&ジュリエットの演出家さんです

*2:提示されている相関図を見た場合。もしかしたらモンタギューとどこかで何かしらの繋がりがあるのかもしれない。知らんけど

*3:魔法の言葉。これ言っておけばなんとかなると思ってる

*4:3/6 マチネではついに親友と言い放ったらしいですレポ調べ

*5:ベンヴォーリオとマーキューシオ

*6:詳しくはパンフレット渡辺大輔さんのページ読んでね、この解説めちゃくちゃ好きなので

*7:マーキューシオ定点カメラしているからかもしれないけど、私の印象として

20代最後に突入ですね




平間くん!お誕生日おめでとうございました!!!






2019.02.01

どんなに待ってもブログ*1が更新されず、Twitterでも一言もなくて、、ってまあこれはいつものこと*2なんですけどね。それでも誕生日くらいは…って(かなり)ちょこっと期待していたから残念だなあって気持ちは大きいんです。でもSNSは強要するものでもないし、平間くんなりの距離感で付き合っていってほしいなって気持ちがいちばんなので!そんな年もあるよね!ってところで落ち着かせました。っていうかそもそも平間くんがたくさんSNSを更新したら病気じゃないか心配するくらいにはSNSに疎いところも好き。なにより更新されすぎると私が追いつけない。そんな風に思いながら年1ブログ*3が更新されたらコメントは恥ずかしくてできないからここでコメント代わりに更新しようと思ってたんですけど、私が待ちきれなかった……


当日はお友達と平間くんのお誕生日会をしたよ!



Happy Birthdayの文字が入らなかったのが悔いです…… それでも可愛くて美味しいプレートだったので満足( ˘ω˘ ) 平間くん、ご馳走さまです!!
お誕生日会ではこの日公開されたS×?の映像をみて12/26に懐古したりOguriさんにビールを差し入れしたくなったり、ブログとTwitter開いては更新されていないか数えきれないくらい見たり、クリエにGHOSTのお礼参りと共にRENTでお世話になりたいとただの欲望を述べて、国フォへ今月からお世話になりますとご挨拶をし、帝劇へふらっとお散歩するというなんとも後半は頭の悪いことしかしてませんでした。でも楽しかった!!ロミジュリももう少しで始まるんだなあと思うと時間の流れって早いですね。




さて、個人的に平間くんと出会って1年が経ちました。またこんなにハマる人に出会えるとは思わずに飛び込んだ平間沼。ずぶずぶと足を沈ませています…
髑髏城の七人 Season月 上弦の月から始まり、TIME3LIP、Indigo Tomato、GHOST、AAA、S×?とこの1年で自分でも驚くくらい平間くんに会いに行ったなぁっていうのが感想。毎回情緒を殴られながらも少しずつ成長していく姿をこの1年という短い間だけでも感じることができて幸せだなって思い返しながら平成最後の冬、思い出に浸ってます。
それでもGHOSTにはハマりすぎたしS×?は圧倒的に想像を超えてきたものを提示されて思考回路が停止した瞬間の文字起こしが凄まじかった。2018年、文字に起こさないと気持ちの整理ができないおたくになりました。文章、上手に書けるようになりたいです。



今までをリアルタイムで経験してる訳ではないから、28歳の1年間での出会いがどれくらい今後の平間くんに大きく影響してくるのかはわからないけれど。それでも初めて出会ってから少しだけ近くで見させてもらったこの1年って平間くんの中ですごく大きな年になったんじゃないかな、って勝手に思ってる。
お芝居も歌もそうだけどやっぱりいちばんはダンス。Oguriさんと共演して1つの作品を作り上げたことはとにかく凄いことだと思うし、なにより平間くん自身が好きなダンス、平間壮一として楽しそうに踊ってる姿をあんなにたくさん見られる日がくるなんて1年前の私には考えられなかった。S×? Vol.1。私たちファンにとってもものすごく夢のような時間で幸せに満ちていたけどそれをいちばん感じていたのは平間くんだったんじゃないかなあって。目指しているものにまた1つ近づく姿を目の当たりにした時、そこにあったのは、平間くんの目指すパフォーマンスとそこに想像を超えたまた違った魅力がたくさん散りばめられて完成されたものだった。纏うオーラ、表情、表現力、その全てが平間くんにしか作り出せないものになっているから夢中になってしまう。そんな表現ができるようになったのも、ダンスだけじゃなくてお芝居だったり歌をやることを選択してやり続けてくれた結果で。
ダンスだけじゃなくて、ステージにいる姿は大きくて毎回違うものを見せてくれる楽しさがあって、やっぱり好きって気持ちを毎回更新してくれる。たくさんもがくけれど、最後にはきっと楽しいって気持ちもあるはずで、その姿が見られる世界で私も一緒に楽しんでる。これも当たり前じゃないから、その世界がある奇跡に感謝をして、これからもありがとうをたくさん届けたいなと思います。


「言葉にするのが苦手だから」って平間くんは言うけれど、それでもしっかり言葉にして伝えようとしてくれる姿に嬉しくなったり、逆にストレートすぎて恥ずかしくなったり、あまりに思いが大きすぎてそのまま受け取れないこともあるけれど、それでも平間くんの考え方が好きだし真面目にとことん考えて、もがいて、作って、追求していく姿が格好良くって、そして完成したものを提示してくれる。その完成したものはいつもわくわくさせてくれる素敵なものが多いから。これからも見続けて、応援し続けていきたいな、と思うんだ。
なので、平間くん、これからもよろしくお願いします。






*1:平間壮一公式LINEブログ https://lineblog.me/hirama_soichi/

*2:基本的に動いてないアカウント。スタッフさんからのツイート含めて月2.3で良い方!そこがまた良い!

*3:先程記載の公式ブログ。2018年は28歳誕生日当日だけの更新だった

クリスマスプレゼント交換会



してきました。世の中的にはクリスマスは終わっちゃってる12月26日だったけど、クラブeXの会場はクリスマスムード全開だったしものすごく幸せに包まれた空間でした。この会場に平間くんとOguriさん、そしてそこにファンがみんな集まった瞬間にクリスマスプレゼント交換の準備は万端で、終演する頃にはお互いに最高のプレゼントを贈り合えた。そんな素敵な公演。


「S×?」vol.1 Soichi Hirama × Oguri -Special dance show-




行ってきました。色々言葉を探したけれど、最後に残った言葉は「楽しかった」に尽きるなって。平間くんが笑ってて、Oguriさんが笑ってて、見にきてる人たちも笑ってる。これがきっと平間くんが作りたかったイベントの形なんだろうし、目指してたものなんだと思う。

OPで歌ってたAll I Want For Christmas Is Youの和訳詩がとっても素敵だったんだ。

And everyone is singing - みんな笑ってる
I hear those sleigh bells ringing - 鈴の音が聞こえる
Santa, won’t you bring me the one I really need? - サンタお願いだから
Won’t you please bring my baby to me? -僕らの願いを

初めてこの曲の和訳詞を聞いたから全部は覚えてないけど、"みんな笑ってる"って歌ってたのが印象的で。歌詞をそのまま和訳したら"みんな歌ってる"なのに"笑ってる"を使うところに平間くんらしさをたくさん感じた。元々ある訳詞なのかもしれないけれど、すごく嬉しそうに、ファンの顔を見ながら歌ってる姿が忘れられない。
昼公演は(歌詞ぶっ飛ばして)ほとんど歌えてなかったのにここの歌詞はしっかり届けてくれたのがまた嬉しくて。夜公演ではジェスチャーしながら歌ってたから、平間くんは歌詞を覚えるのにその世界観を頭に描きながら歌ってることが垣間見えたり。だからいつも歌詞に合わせた動きをするんだね。より聴きやすくなって嬉しいよ。
昼公演の開演前アナウンスで「壮ちゃん歌詞飛ばしちゃうかもしれないからみんな歌ってね!」って言われたけど。確かにクリスマスによく聞く曲だけど。訳詞で歌われちゃったら「みんな歌って!」って言われても、知らなくて戸惑いましたよね。じゃあ英語で歌えるのか?って聞かれたらそれもそれで歌えないんですけど。みんな知ってるのかな?私が知らないだけか。このAll I Want For Christmas Is Youは音もリズムも全てが平間くんの作る世界観に合っていてセレクトのセンス抜群だったな。
衣装はグッズのスウェットにグレーのパンツ、緑のキツネ柄の靴下に黒の革靴でした。





ダンスショーって言ってるのに、最初から歌って踊らんのかい!と思ってるみなさん。僕もびっくりしたけど、楽しみは後半にとっておきまして… と始まったトークショー。昼夜まとめての覚書。※全体的にニュアンスです


約4年ぶりになるソロイベントの開催。今まで頑張ってきたし、そろそろ壮一イベントやるか!ってスタッフさんに声かけてもらって始動したイベントみたい。何かやりたいことはある?って聞かれて「ダンスがやりたい!」と。今までは、みなさんに役を通してのダンスをみてもらっていたけど、素の状態でのダンスはまた違うから。役を通してのダンスも楽しいけど、こういう機会に、自分の好きなダンスを平間壮一として届けたい!と思ってダンスショーという形になりました。そしてs**t kingzのOguriさんに声をかけて、実現したそう。夜公演では尊敬してやまないダンサーさん方もいらしていたそうで。
久しぶりのソロイベントだし、初めてくる人も、前回から今回の間で平間壮一のことを知ってくれた人もいるだろうから、僕はこういうことしてきましたよ、ってことで昔のお仕事を振り返っていこうと思います!
今回はダンスショーだったので、今までのお仕事、ダンスをメインでやった作品の振り返り。ちなみに、映像を見るのに、円形ステージの上に設置されていたモニターを少しだけ降ろすんだけど、それが平間くんにはハマったそうで。真ん中に立って「お〜かっこいい〜、これなんかスターウォーズみたいだよね」って楽しんでました。可愛い





FROGS

10年前くらいの映像みながら恥ずかしさでいっぱいの平間くん。ダンスをみて自分のセリフを聞いて崩れ落ちるように目を伏せてた(めちゃくちゃ可愛い)。♪空から降り注ぐ やわらかなプラズム〜って一緒に歌う平間くんとおたく。みんなノリノリで、FROGS大好きなの嬉しい〜ってなった新参者。私もFROGSめちゃくちゃ好き。 映像みながら由次郎くんが振り間違えたタイミングで「あ、ゆうじろう間違えたー!」って指摘したり。平間くんと由次郎くんの2人って"ビジネスパートナー"をとても感じさせてくれる双子みたいな、個人的に好きな2人なので由次郎くんのエピソードを嬉しそうに話す彼をみているのが嬉しいんです。
ちなみに、由次郎くんが初めて参加した再々演FROGSの稽古初日に、由次郎くん3.4時間くらい遅刻したらしいです。ブラック壮ちゃんからのタレコミです。だから振り間違えるらしいです。ブラック壮ちゃんの言葉です。
冒頭の「何だこの感覚!?」のセリフ。「ンなんだこの感覚!?」っていうセリフの始めに聞こえる謎の"ン"。「これ、お芝居やり始めてからわかったんだけどいけないやつなんだよね。」「ど素人がこれが芝居だろって思いながらやってる感すごいよね」みたいなこと仰ってました。とにかく恥ずかしそうに、でも懐かしさも感じながらのお話だったな。


BLACK&WHITE

映像流れ出してから撃沈してた、気がする。セリフが始まると、耳と目を塞いじゃって、恥ずかしすぎてしんどかったんだろうな。夜公演で、「これ2回も見せられるなんてどんな罰ゲームだよ…」ってぼやいてた。
広崎うらんさん演出で初めてジャズみたいな、バレエみたいな綺麗なダンスに挑戦した。初めましての演出家さんだったから、誰がどんな人かはわからないからやりたい役でオーディションすることになった。そこで盲目の少年をやりたいって手を挙げたのが小関裕太くんと平間くん。3日間くらいかけてオーディションして今回は運良くやらせていただけたけど、今となっては小関くんの盲目の少年も見てみたいな、と。


SIGN

ほとんど初めてって言ってもいいくらいの映像のお仕事。演出家のTETSUHARUさんに映像の基礎を1つずつ教えてもらった。Da-iCE工藤大輝くんがまだDa-iCEに入る前、エキストラでいたらしい。久しぶりに会って連絡先交換するきっかけにもなった作品。こんなふっといパンツ履いてね、ダサくない?って自虐。何しても可愛いんだから。


THE ALCARD SHOW

「次はTHE(ザ) ALCARD SHOWです!」「え?THE(ジ)だよってみんなツッコんでよ。さっきリハしててスタッフさんにTHE(ジ)だよって教えてもらったんだった。」平間くんってほんと何をしても許される可愛さをもってるのって天性の才能だと思うんですよね、すごい。アルカードに起こる歓声に「みんな好きなんだ〜俺も好き」って嬉しそう。
ここでShingo Okamotoくんが振り付けに参加してたり出演してたことから、s**t kingsのみなさんなどの有名なダンサーさんが観劇にくることが多かったみたいで、初めてお会いすることができた。って言っても遠くからみて「わー本物だよ!ねえ!シットキングスだよ!真央*1!」って騒いでたらしい。なーんだこの可愛い兄弟は。多分弟がものすごくはしゃいでいたんだろうな。
この作品は、サブキャラみたいな立ち位置だから見ていて恥ずかしさがあんまりないから平間くん自身好きな作品なんだって。ただそれだけではなくて、平間くんのダンス人生の中での大きな出会いにもなった作品でもあったのかなって。初めて格好良いダンス、憧れていたダンスを目の前にして、自分はまだまだだな、と思ったそう。そんな出会いもあったことから思い出がまたより一層大きく残ってるんだろうなっていうのが楽しそうに話してる姿から見えました。


WASABEATS

ブレイクダンスを教えてくれた植木豪さんからお声がかかって出演することに。まさかの豪さんつながりで、北海道のアクターズスクールで一緒だった千葉涼平くんと同じステージでダンスを踊れるなんて。同じアクターズスクールで、先に千葉くんが東京に出て、悔しいな、と思って追いかけるように僕も東京に出てきたんです、とその当時のエピソードをお話してくれました。
映像みながら「"キメ"って面白いよね。全然キメれてないけど」って笑いながら。過去の映像見るのって恥ずかしさもあるけど自分の中でたくさん反省点とか見えるんだろうなとも感じた。だけど照れ臭そうに、近くのファンの人とお話しながら映像をみてる姿は平間くんなんだよな。だって、映像みながらマイクも持たずにファンに話しかける?そんなことする人この人しかいないでしょ… 人たらしにも程がありますよね… 可愛い


The Love Bugs

何年か前に星の大地に降る涙にアンサンブルとして出演させてもらった時、そこには主演で三浦春馬がいて。年齢的には後輩にあたる春馬が真ん中にいて、端っこにいる俺がものすごく悔しかった。そして何年か経ってこうやってメインキャストとして立つことができて嬉しかった、と。
ブン太指しながら「これコガネムシやってるんですよ」って言ってて。ブン太、コガネムシ科のカナブンだからまぁ間違ってはないんだけどカナブンだよね?ってツッコみたくなったんだけど内緒にしておくね。ブン太の登場ダンスシーンで、ちょっと後ろに下がって周りからガヤガヤ言われてるのを耳ふさぎながら聞こえないふりして"あ〜〜〜"って言ってるの、マイク入ってないと思ってやってたらしい。映像で音入ってて聞くたびに笑ってた。こういう平間くんの細かいっていうか、遊び心があるお芝居が好きなんだよね、ここもまた恥ずかしそうだったけど。でもこのブン太めちゃくちゃ可愛くてお気に入りだったからこんな裏エピソード聞けるなんてとんだ特典だったな。
この頃からしっかり役をもらえるようになって、"お芝居"に対する考え方も少しずつ変わってきた。今までももちろん全力で頑張ってきたけど、周りの人たちはもっと上まで頑張ってて。自分は頑張り方がわからないからそこまでたどり着けてなかった。この出会いでまた新しく頑張り方を学ぶことができて、これからも上に上にと登り続けていきたい、とお話してくれた平間くんの姿がとても格好良くて。現状に満足せず、ずっと上に登り続けていく姿をこれからも見ていきたいなって思わせてくれました。


ミュージカル ロミオ&ジュリエット

想像していた以上にマキュさんオラオラしてて本当に再演みるのが楽しみになったよ!!世界の王のソロ聴くとまた下向いて首を横に振っちゃう平間くんでした。
今までの作品では、感情論で動くことが多くて。そう思ったならいいよって言ってくれる演出家さんも多かったから。でもミュージカルっていうのは、自分の感情があって、その先には作品としてお客様に見てもらうことが待っていて、それがお客様にも伝わらないといけない。どうしたら伝わるのか。感情論のその先を小池先生は考えてる方で。たくさん勉強になった。来年またすぐやるから!みんなまた来てね!


Indigo Tomato

この作品は、初めてしっかり120%役を作りこめた。他の作品は"自分が演じてる"って感覚が残っちゃうから見るのが恥ずかしいけれどIndigo Tomatoは"タカシくん"として見ることができる。タカシくんを作っていく中でも課題はたくさんあって、サヴァン症候群の方の見える景色を想像してみたり、ダンスももちろん振付師さんもいるけど、教えてもらった振りを踊るだけじゃなくて、そこから"サヴァン症候群の人が見える景色を踊りで表現する"ことが求められて。最終的には"色とか匂いとかも見えてきたいんだよね"って課題があった。それに対して「はい、頑張ります!やってみます!」と果敢にチャレンジしてできたのがタカシくん。
必死にタカシくんと向き合ってできた役だからこそ120%と自信を持って自分から言ってる姿がすごく格好良くって。演出家さんと、平間くんと、そして周りにいたスタッフさんたちみんなで作り上げることができたタカシくんだからこそ、自分の中でも納得して、それが自信になっているのって今までの作品の中でもこういう感覚はもしかしたら初めてだったんじゃないのかなと聞いてて思いました。こんな作品に平間くんが出会えて、そして実際観劇することができて春を思い出しながら色んなこと考えさせられました。


と色んなエピソードを交えながらお話してくれた平間壮一の歴史コーナー。ほとんど映像化されてるものだったので見たことないのがサインとロミジュリだけでした。もちろんその当時から応援していたわけではないのでIndigo Tomato以外は映像で。
今まではただ出演していた作品の映像を見ていただけだったけど、その当時の知らないエピソードを聞けたこと、そして今の平間くんが過去の平間くんを見てる姿を見ることができて、お話を聞くことができたことに貴重な時間をありがとうという気持ちでいっぱいになった。

今回は急遽映像を集めたから用意できなかったけど、DANCE EARTHのお話もしてくれました。この公演でもまたダンサーさんと出会うことができて。本番1時間前くらいになると壁に向かって黙々とアップをするYOSHIEさんをみて、ダンスが好きって言ってるけどまだまだだな、と感じたそう。平間くんから出てくる悔しさだったり、頑張ろうとする気持ちからほんとにダンスが好きなことを感じて。それを好きだけでは終わらせない気迫も感じて。もっとこれから進化していく平間壮一のダンスを見続けていきたいな、と思いました。



平間壮一の歴史コーナーが終わって、「噂で聞きました。壮ちゃん、ロミジュリが終わって、ミュージカルショーケースが終わった後仕事なくない?平間壮一生きていけるの?みたいな声。みなさん、まだ発表されてない言えないことが5つ待ってます!」………可愛い顔してとんでもない爆弾落とすな!2019年から2020年にかけてまだ言えないことが5つ待っているそうです。おたくの心配汲み取ってくれてありがとうね。内心ホッとしたっていうのが本音。そして黙って働いておけばいいのね、って思った昼公演終わり。夜公演で「みなさん見ましたよ。頑張って働こうとか。ほんとうにありがとうございます!」と頭を下げる姿をみて、それが図星すぎてなんかごめん…ってなりました。でもそのあとすぐに「頑張って働いて良かったー!ってなるようなダンスショーだったらいいなー!!!」って。そんな言葉がまさか推しから出てくるなんて思わなかったし、ATMくらいに思ってもらってて全然良いのに。だけどこの言葉だけでこれからも色々頑張ろうって思わせてくれた不思議な言葉にもなってて。そんな風に思わないよって向こうから提示してくれるのが平間くんだし、そうやって築き上げてきたファンとの関係性って良いね。なんだかおたくのお財布事情を気にしてくれる推しが可愛かったのとそれがとっても嬉しかった。そして年明けからも黙々と働こうと思いました。有給も今のところほとんど平間くんで使う予定です。来年も、よろしくね。



そしてダンスショーのスタート。今回はショートストーリー仕立てのダンスショー。大道芸人をしている青年が、心が折れたときに、側にいた人形に命が宿って人形から元気をもらって前を向けるようになる、というお話。
も〜〜〜〜〜〜すごかった。やっぱり踊れる男ってかっこいい
は〜すっきりした。ずっと言いたかった。好きなタイプがあるように、ダンスにだってタイプ、好みがあると思ってるんだけど私は平間壮一のダンスがものすごく好みなんです、好きだ、
トーク終わりにそろそろ踊ろうよ!ってなってからダンスまでに出てくる時間が5分ないくらいだったんですけど、出てきたときの表情の変化にいきなり鳥肌立たされました。さっきまであんなにニコニコおしゃべりしてた人?多分同じ人じゃなかったと思う。※同じ人です。平間くんのスイッチってどこにあるんだろう?って不思議になった。
心が折れた青年。微かに光っていた道に行ってみたんだけど、進んでみたら最後に光っていたその道も行き止まりで、気がついたらどこの道も行き止まり。進む道がないからどこにも行けなくて、それが悔しいのか悲しいのか絶望なのかすらも自分でわかっていないような。ただやりきれない気持ちだけがそこにこだましている。そんな表情がものすごく印象に残ってて。泣きたいから泣いてみようとするんだけど涙も出てこない。きっと無気力ってこういうことを指すのかもしれないとも思った。
行く場所がなくなって横たわると、命を宿した相棒のような人形が動き出す。この人形には大きな感情が見えないのがまたどんな人にでも平等な、そこにあった人形としての存在なんだよね。起きない青年をなんとかして起こして、興味のあること(ジャグリング)で惹きつけて、青年を笑わせる。ここのシーンまででもパントマイムのような動きだったり、s**t kingzで見るようなダンスが織り交ぜてあったり。ジャグリングも人形と遊ぶようにやっていたりと気がついたらもう釘付け。だんだん笑顔を取り戻す青年の心の揺れ方までダンスだけじゃなくて表情でもわかりやすく伝えてくれる。
そうして笑えるようになった青年は人形と共に楽しそうに踊り出す。時には目を見合わせて楽しそうに、自分の"やりたかったこと"、"楽しいこと"を心から楽しんでやってる姿って素敵だな、と物語からも感じられた。
また笑って、元気をもらって、前を向けるようになった青年は気がついたら人形の姿が見えなくなってて。それでも青年は笑ってこの一時の楽しかった、前を向かせてくれた人形との不思議な時間を思い出しながらまた歩き出す。人形が見えなくなった青年とすれ違う時に見守る人形の嬉しそうな誇らしそうな、ホッとしたようなでも寂しそうな表情がまた切なくて。人形の静かな曲に合わせたダンスがこの気持ちを表しているようで。超えてはいけない一線で踏みとどまる様な感じ。こうやって色んな人にまた新しい一歩を踏み出せるように手助けしてきたんだろうな、その人たちが大きく羽ばたけることを知っているからこそ、ここで踏みとどまることが正解だとわかっているような人形が素敵だなとも感じました。
そして優しく笑いながら前を向けるようになった青年。すごく楽しそうで未来が明るくて。人形のもたらした力の大きさって偉大だしこれをまた誰か寂しそうな少年に送ってあげようとする青年はまたひとつ大人になっていて。とっても素敵なお話でした。


ショーが始まってからのコロコロ変わる表情と、その時の感情がしっかり伝わってくる表現で、圧倒されたし気がついたらその物語に見入ってた。そして初めて生で見るOguriさんのダンス。プロだし、知ってたけど、想像以上にやばかった。(偏差値5) 2人の織り成すステージを見ていると、身体の芯からゾクゾクしてきてとにかく目の前で繰り広げられるショーに手拍子する暇さえなくて。この感覚がものすごく久しぶりで、やっと好きなダンスに出会えたんだと改めて思った。
今回のこのダンスショーでOguriさんに出会うことができて、「自分はダンスが好きだって言い続けていたけれど、それが恥ずかしくなった」って言葉を度々聞きました。プロのダンサーさんの身体の使い方はやっぱり違くて、教えてもらってもやっぱり2週間じゃ身体に馴染まなくて。新しく教えてもらった動きも、やっぱり今まで使ってなかったからそこが動かないんですよ、って。悔しそうにでもすごく大きいものを得たような幸せそうな表情をしていたのが忘れられない。
このリハ期間、すごく平間くんにとっては濃かった2週間だっただろうし、「本番楽しみにしていたけど、本番がきちゃうともうOguriさんとリハ室にこもってダンスの練習ができなくなっちゃうんですよー!寂しい!」って嘆いてる姿もまた可愛かった。ほんとにダンスが好きなことがまた改めて伝わった。



今回平間くんのダンスを目の前でみることができて、平間くんのダンスってプロのダンス、素人のダンス、とかそういうのじゃなくて、完全に"平間壮一のダンス=平間壮一ブランド"になってるんだなと感じました。
プロのダンサーを目指していた彼が、ダンスを向上させるために取り組んできた歌だったりお芝居。お芝居をやっていたから、プロのダンサーさんの身体の使い方を学ぶ時間はなかったかもしれないけれど、そのお芝居や歌を磨いている間に確実に他の人には作れない空気を纏えるようになって、そしてダンスに込められた感情をダンスだけじゃなくて表情や周りの空気を変えながら表現することが自然とできるようになった。平間くんの纏う、また一瞬で変えられる、作り出される空気が好きだからっていうのもあると思うけれど、その技術と今回学ぶことができたダンスの技術で、よりダンスのクオリティも上がって平間壮一にしか作り出せない世界がそこには存在していた。それがキラキラしているものだったり、幸せに満ち溢れている世界だったりと色んな表情があってとても素敵な空間でした。まだまだ知らないことはたくさんあるけど、パワーアップした平間くんを目の前にしてこんなことを感じました。何より最後に大量の汗を流しながら幸せそうに「汗かくって気持ちいいー!!幸せだった!楽しかった!」って気持ちがこっちにもたくさん伝わってきて私も幸せだった!平間壮一としてのダンス、表現をこんなに間近で見ることができて、今年のサンタさんはとっても素敵なクリスマスプレゼントを持ってきてくれた。


Oguriさんが「僕たちにとっては、みなさんがここに来てくれるだけで最高のクリスマスプレゼントです」って言ってくれて、私たちも平間くんそしてOguriさんから素敵なクリスマスプレゼントをいただけて、「クリスマスプレゼント交換できたね!」って締めてくれたのが嬉しかった。
似た者同士のOguriさんと平間くん。ショーが終わった後の2人のMCでは兄弟かな?って感じるくらい仲良しで仕事か仕事じゃないかの境が見えませんでしたね。可愛くてよろしい。
平間くんの周りは気がついたらみんなが「壮ちゃん壮ちゃん」って呼んでて、まるっと仲良くなってて平間くんの空気でみんなを包んでいるその空間が好き。人たらしを感じる瞬間。Oguriさんと初めて会って、リハで2週間一緒にいただけでそんなに仲良くなれるのすごい。普通に尊敬してしまう、平間くんがはははって笑うとつられて周りも笑ってそれに平間くんが笑うのすごく平和だよね。今年のクリスマス、とても平和でした。



そんな平間くんとOguriさんの掛け合いがとっても可愛かったのでお気に入りのくだりを少しだけ。


〜グッズ紹介〜
O:すごく可愛いグッズを今回、壮ちゃんがデザインしたキャラクターで
S:まだ名前が決まってないんですよ、クマとウサギっていう
O:そうなんです、種族の名前だけね、やらせてもらってます
S:はい
O:こんな可愛いスウェットが!真ん中にクマがね。なんだろう、この、絶妙な抜け感?
S:絶妙な下手さじゃなくて?
O:いやいや抜け感


O:もうすごいよね。絵もかけて、歌も歌って、お芝居もできて、踊るじゃん… 次なにするの?
S:え… お笑い?
O:ああ、お笑いか!あると思う
S:いやいや、俺初対面のときにお笑いがいちばんかけ離れてるんですよって言ったじゃないですか
O:そうだっけか?忘れた


O:そして(マグネット取り出しながら)クマ!
S:マグネットです
O:とウサギ!
S:マグネットです


O:極め付けが(フォトセット取り出しながら)…平間壮一!これね、(マグネットと)セットでね、冷蔵庫とかに貼ってくれると。「何取るんだい?ビールかい?」みたいなやり取りができますので!よろしくお願いします
S:彼氏とか旦那さんにこれ誰?って聞かれたらなんて言うの?
O:え〜ソウルメイトですって



Oguriさんとの掛け合いがほんとに面白くて、みてるだけでわちゃわちゃ仲良くて楽しそうな姿が微笑ましかった。ひたすら心の中で(可愛い…可愛い…可愛い………)って唱え続けてた。平間くんの雑な語尾を拾ってひたすら平間くんのことをいじりまくるOguriさん。Oguriさんの言葉のチョイスもまた面白いからずっと見ていたくなりました。仲良くなれてよかったね。



さて、こんなに長々とレポみたいな感想流してたけど、わかりやすくSPICEさんがまとめてくださってるので(もちろん画像付きで)良かったらこちらも読んでみてください。すごく、素敵な記事だから……
平間くんのサイコパスな世界、多分個人的にすごく好みだと思うからいつかそんな世界も覗かせてもらえると嬉しいなぁ。。



とっても楽しくて素敵な公演だった「S×?」。vol.1だけじゃなくて、今後も続くイベントになるといいな、と願いつつ、これからの平間くんをまた応援していきたいなと改めて思わせてくれたイベントでした。
2018年、平間くんのファンになってたくさんの景色を見せてくれて、たくさんの思い出をくれた1年でした。そして2019年、2020年とその先も平間壮一のファンでいようと思いました。これからも、よろしくお願いします。



平間くんの写真、マグネットと一緒に飾ったのでこれ誰?って聞かれたら「ソウルメイトです」って言おうっと!






*1:加藤真央くん。平間くんのお友達

予習がてらにロミオとジュリエットの戯曲を読みました

 

 

 

2019年2月〜4月にかけて上演が決まったミュージカル ロミオ&ジュリエット。

 

 

想像していた以上にチケット戦争が激戦*1でしたね、みなさんお疲れ様でした!!あとは公演が始まるのを待つのみ!そんな中、色んな方なら話をきいているとどうやら推しのやる役があまりにエモすぎるという最高な情報が入りました。話を聞いてる限りかなり被弾の可能性が高いと感じ舞台が始まってから少しでもそれを回避するためにと予防薬として戯曲を投与しました!まあこれ、予防薬としての効果はほとんどない気がするけど!その感想というか来年に向けてロミジュリはこんな感じだよ、って自分のために残しておきたいから書きますね、始まる前からロミジュリエントリ書くとか私どんだけ楽しみにしてるんだろうね!?いや、めちゃくちゃ楽しみにしてます!!!

 

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さて、ロミオとジュリエット。私自身ロミオとジュリエットを見るの、というか触れるのは恥ずかしながらこの戯曲が初めてで。ほんとに、一回も見たことがなくて。あの有名なセリフ

「ねぇロミオ?あなたはどうしてロミオなの?」

しか知りませんでした。どのシーンでこんなセリフになるんだろう?ってずっと思ってた。なんなら私が読んだ戯曲のセリフはこれじゃなかった。なんて浅はかな知識なんだろうね… 推しに出会ってから世界の王を聞きました。っていうそれくらいの、ほんと知ってるの"し"の字すら言えないくらいのロミジュリ初心者。なので結末なんて全く知らなくて。このミュージカルの再演が決まってから、まずは簡単なあらすじをと思いグーグル先生とお勉強しました。そこでこの物語が悲劇なことを知りました。ラスト2人とも死んじゃうなんてね… ってそんなレベル、平凡以下の知識でしかなかった。ああ、恥ずかしい… そんな人がロミジュリの戯曲を読んだり、前回公演の制作発表やゲネの映像、そしてレポや考察を読み漁り、まだ見ぬミュージカルロミオ&ジュリエットへの楽しみと期待を込めて主観をただただ述べるエントリです。なので、私小池先生のロミジュリみたことありません!そのあたり考慮しながら読んでください、ロミジュリ先輩のみなさんお手柔らかにお願いします…

 

 

前置きが長くなりました。さて本題のロミオとジュリエット。今回読んだ戯曲は新潮文庫中野好夫先生の訳のもの。

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

 

最初に読み終わってから出てきた一言がこんな風に言ったら全ロミジュリファンを敵に回すような言い方になってしまうけれど、思っていた以上に面白かった。でした。シェイクスピア近代文学*2とまではいかないかもしれないけれど私の中ではそのような中に入ってしまう作品だったんです。夏目漱石のこころ、高校生の頃夏休みの宿題として読んできてね、って言われたけど結局読みきれずに脱落したね。プロローグが中々終わらないな、と思ったら100ページくらい進んでた。懐かしい思い出だね。今までシェイクスピアの戯曲を読もうとトライして結局読み切れなかった作品にオセローがあったこともありました。ちなみにグーグル先生によると、近代文学

世界文学においては、広義にはシェイクスピアセルバンテスなどが活躍した1600年頃から第二次世界大戦終結までの文学。狭義にはロマン主義の時代(1800年頃)からモダニズムの時代(1920年頃)までの文学(Wikipediaより)

らしいのでシェイクスピアの作品も文学作品の1つのようですね。まあとにかく近代文学が苦手な私、今回もヒヤヒヤしながら読み進めていたんですけどロミジュリ、めちゃくちゃ面白い。こんな一言でまとめてしまうのは頭悪すぎる感想。ロミジュリ、若気の至りがそこら中に散らばってる。"若いから"周りが見えなくて、"若いから"自分の常識が正解で、"若いから"大人に流されなくて、"若いから"夢だってみることができる。そんな若さが武器になった物語。結末としては悲劇になってしまうけれど、だからこそ、"若さ故の強さ"をビシバシ感じて完全に私の好みなんだけどすごく刺さったしすごく好きだ。子どもたちはみんな真っ直ぐすぎるくらい自分に真っ直ぐで。そこに大人の事情や体裁が入ることによって真っ直ぐな気持ちがうまくお互い結びつかなくなる。あとは時代なのかな、まだそこにある発展していない文化だからこそのすれ違い。ただそこにある愛だけは確かだから、「世界恋愛悲劇の代表的傑作」なんだ。自分が全てで周りを見ずに走ることができるのって"若さ"がないとできないことなんだよな。少しでも大人になってしまうと、周りがみえてしまうようになるから。ただみんな自分のことは大人だと思ってる。さいこうかな。若いって素晴らしい!!

 

戯曲とレポとかゲネの映像をみて印象が違う人のお話だけ少し。

戯曲読む前に制作発表の映像はみていたので主にティボルトの気持ちが舞台では出ているのかと思うとものすごく楽しみ。少なくとも戯曲からは感じられなかったティボのジュリエットへの思いが今日こそその日に溢れてた。ティボルトってご主人様への忠誠心があって、それを脅かす存在にはずっと吠えてて威嚇しっ放しの大型犬ってイメージ。言わずもがな喧嘩っ早さNo.1。ずっと眉間に皺よせてカリカリしかしてない。この忠誠心が彼の軸になってるからこそ生きるの大変そうだよね、ティボルトって。ご主人様しか見えてないと思ってたらジュリエットにそんな思いがあったなんて。許されない恋、従兄弟同士の結婚はキャピュレット家では許されてないらしいから。もどかしいだろうな、それで仇の相手ロミオとジュリエットがくっつきそうにもなってるんだもん。喧嘩っ早いヤンキーみたいだな、って思ってたんだけどそれだけじゃないのを感じ始めた今、奥が深そうだと今から予防線は張ってる。いちばん強いのは俺だって思っていたからこそ、あっけなくロミオに負けちゃうのがまたティボの切なさ。きっとジュリエットはティボルトのこと眼中にもなかっただろうし、ティボルト自身の仇への野心が強すぎて仲間がいたかもわからないし。1人になって最後を迎えるのかな、ティボルトしんどすぎ、

さて、推しです、マーキューシオさんです、あなたのことはとりあえず書かないとです。いちばん印象が違いすぎた… モンタギューの人でもキャピュレットの人でもない立場なのにロミオと仲良しだっただけでいざこざに巻き込まれて最後を迎えるの、あまりにあっけなさすぎる…… マーキューシオってめちゃめちゃ可愛くて。ロミオがロザラインへの気持ちしか考えられない時にはよくわからん夢の話を聞かせてあげて世の中には他にも綺麗な女の人いるよ!って励ましてあげるし、キャピュレットの宴会に行ってロミオがいなくなったら謎のお経を読んでロミオを出そうとするんだよ?冷静に考えて可愛すぎないかマーキューシオ!?!?それを当然のようにやるから天然なのか馬鹿なのか。ただ売られた喧嘩は買っちゃうから。もう少し周りをみる目を養えていれば…って言いたいけどロミジュリでは言ってはいけない言葉な気もする。マーキューシオはキャンキャン高い声で鳴いて走り回る子犬なイメージ。ティボに睨まれたら同じレベルに立って睨み返しちゃう。元気だから。やめとけ、って言われてるのにこの2人がいるとどこだって喧嘩は始まる。マキュはモンタギューの人でもましてやキャピュレットな人でもないのにね。小学校中学校で同じクラスで育ったロミオ、ベンヴォーリオ、マーキューシオ、ティボルト。マーキューシオはただみんなと仲良くしたかっただけなのにロミオとベンに闘争心を燃やすティボをみてマキュの中で"ティボルトは敵"認識が幼い頃にされたんじゃないかな、と勝手に思ってる。ていう戯曲の印象があるマキュなんですけど色んな方のレポ読んでるとパワーワードありすぎて笑ってしまう。「マーキューシオとにかくヒャッハーしてた」「ヤバイ薬絶対キメてる」「女は使い捨て」「手が早い」え、マキュってなんなの?天然さんじゃないの?それよりマキュラストのセリフ*3もそうだけど、マキュがロミオとジュリエットの結婚を知るっていうことにびっくりしてます。戯曲ではマキュ、ロミオとジュリエットの結婚を知らずに死んでいくんですよ。逆をいうと小池先生ロミジュリはマキュはロミオとジュリエットの結婚を知ってるみたいなんですよ。なんか言葉にできないけどやばすぎ。マキュのエモさ今から感じてため息ついてる。またきっとバックボーンばりばりに出されるんだろうなあ、しんどいなあ、と楽しみな未来です。 

今回のキャストは続投の方が多い中、ベンヴォーリオは2人とも新キャストさんでしたね、個人的に馬場くんのベンがものすごく気になってたから見たかったな、とちょっと寂しい気持ちにもなってます。ママみたいなベン。戯曲ではそんなに大きな存在感は感じなかったからまた小池先生の潤色によって変わるベンヴォーリオ見るのも楽しみなんだ!!

 

 

 

さて、このエントリ書いてる途中で今巷で話題の本多劇場で行われているM&Oplays プロデュース ロミオとジュリエットを観劇してきましたよ!!

 

 

私の初ロミオとジュリエット。噂通り戯曲"まんま"だった!参考にされた戯曲は松岡和子版ロミオとジュリエットだったので、私の読んだ中野好夫ロミオとジュリエットとはまた少し違って初めてのロミジュリだった。とりあえず一言。たーのしかったー!!!!私の知ってるロミジュリが、目の前で、パステルカラーのおもちゃ箱の中で、そのまんま繰り広げられていた。三宅さんのロミオは16歳の真っ直ぐで向こう見ずなロミオだし、森川葵ちゃんのジュリエットはとにかく容姿がジュリエット。可愛い。お人形さんがそのまま現れたかのようなジュリエット。小柳くんのベンもどこにも介入しすぎない私の知ってるベンだった*4し、マキュはキャラクターぶっ飛びすぎててこっちもヤバいマキュだった。死んだのか死んでないのかわからないラストがまた好き。え、死んだの?嘘でしょ?まじか!死んだー!って戯曲読んでてなった現象にまたさせてくれた。好きだ。ティボはそのまんまティボだった。(褒めてる) みんなが話すセリフも見事に見た(聞いた)ことある言葉なんだけど読むよりすっと入ってきてびっくりした。何より改めて5日間のという時間の短さが公演時間2時間10分の間に凝縮されててやっぱりロミジュリは悲劇だった。って感じさせてくれる。ロミジュリ初心者にうってつけの素敵な作品でした。終わってロビー出るまでがクドカンロミジュリ。これから見に行く人は終わってからロビーでまた鳥肌立ててね。

 

クドカンロミジュリが終わってからちくま文庫版松岡和子先生のロミオとジュリエットを私は手に入れました!!

これで無敵感がすごい… まだ冒頭しか読めてないけどクドカンロミジュリ"まんま"だ…… 中野好夫版よりも良い意味で言葉が崩されてるから近代文学苦手な私でもすごく読みやすい気がする!!これから読むのが楽しみだ( ˘ω˘ )

気がついたらロミジュリの予習めちゃめちゃしてるしこうなったら佐藤健石原さとみのロミオ&ジュリエットも見ようかなとも思い始めました!まだまだ初日まで時間はある!情報を入れる時間はある!!

 

 

ではみんな、次は国際フォーラムヴェローナで会おう!!

 

 

 

 

*1:東京公演はほとんど即完でした。大阪名古屋も行きたい公演はすぐになくなりましたね。

*2:ここでは文学作品としての意味で。言葉の選び方とかが近代文学のように感じてしまったため。

*3:ここはさすがにネタバレにもなるし割愛

*4:小池先生ロミジュリはとにかく今の印象全部裏切られる気がしてる

楽しいイベントはあっという間に終わる〜Act Against AIDS〜

 

 

Act Against AIDS「THE VARIETY 26」

 

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海外ミュージカルもディズニーもJ-POPにも疎い私だけどほんとに楽しかった!ってことで楽しかった記憶を残しておきたくて書く、どんなに楽しくて忘れないと違ってても記憶は少しずつ変化していっちゃうからね…… 思い出しながらの感想と平間くん定点カメラからの観察日記です、

 

セットリスト*1

  M1.「U.S.A.」

$マークTシャツに黄色のパンツ、シルバーのパーカー。満点っっっ!!!出てきた瞬間、久しぶりに見た動いてる平間くんに興奮してたのと、楽しそうに踊って自己紹介してえーえーえー!してたのが可愛かった。感想が偏差値5だな。とにかく可愛かったんだ。いつものように歌詞に合わせた振りしてくれるのが平間くんで変わらないな、と安心したのと。平間くんの歌詞を取った振りのおかげで聞こえてなかった歌詞まで聞こえてくるので感謝してます。昔から歌詞も音楽の一部としてしか聞けなくて、歌詞の内容まで把握できてないことが多いから。下手の坂を「カーモンベイビー」って言いながら下りすぎる寺脇さんにちょいちょい!ってしてるの可愛かったね、

 

  M3.「六本木心中」

ちえさんの六本木心中を塁斗くんとゆじろさんの2人をバックにつけて歌うの格好良すぎませんか???ずっと気になってたゆじろさん。やっぱ顔とダンスがタイプだったわ… 綺麗で迫力があってエロくて最高…… 魅力的なダンスするよなあ。ちえさんに踏まれる演出も最高だったけど、腰落としてからのウェーブっぽい動きの格好良さったら…… SHUNさんをたくさん感じた六本木心中でした。SHUNさんの振りが好きみたいだ私は。塁斗くんとゆじろさん…あっ、アマネの2人だね

 

  M7.「津軽海峡・冬景色

ずっと気になってたかっきーさん!やっと見られる!って思ったら演歌だった… けど想像を超えるこぶしと声量に気がついたら世界観に入っていってしまってましたね… 改めて、しっかりかっきーさんのお芝居(できればミュージカル)が見たいなあと思いました、スリルミはチケット取れなかったので行けません、ああ、ラディアントやってくれ〜〜

 

  M8. 「キミを忘れないよ」

さ、さ、さ、さくらこ〜〜〜 このテンションメタマクd2以来だ久しぶり。さくらこの歌う歌もだけどなにより表現の仕方がすごく好き。気がつくと全身が鳥肌でいっぱい。俺たちのさくらこ、武道館でもぶちかましてた

 

  M9.「Brave Love,TIGA

ピンクのダメージジャケットに白の柄シャツ、黒のワイドパンツに黒の革靴!ありがとうございます!!平間くんにピンクのダメージジャケット着せるって決めた人!誰ですか!お金、振り込みます。(ここでの正解は募金すること) ごめん、この曲あんまり記憶なかった……

 

  M10.「THE TOP OF THE BEST!」

ずっと聞きたかった、さくらこのTOP OF THE BEST!!このあたりからさすがに目が足りなくなってきた… 平間くんのTOP OF THE BEST踊ってるのまさか見られるなんて思ってなかったからさ… これが!ブン太!!となんだか2016年に勝手にタイムスリップさせてもらったような気持ちになりました。

 

  M13.「伝説の雄」

イントロかかった瞬間の平間くんのカマキリポーズ!!あれはブン太ってよりもう平間くん!!くるよくるよ!って楽しそうに優くん見ながらやってるの可愛いしかなかった。カマキリが構える瞬間をみた気がした… 城田優、大きいね…

 

  M14.BUGS

The LOVE BUGS、履修はしていたんだけど確実な記憶は残ってなくて。特に1幕後半〜2幕。BUGSは初めて聞く曲くらいな印象でした。優くんとさくらこと並んで踊ってるの素敵だったな… またばぐずしっかり見たいのでWOWOWさん、再放送お願いします

 

  M16.「サンディー」

ZEROTOPIA、宮澤佐江ちゃんの方は見ていたんですけど、花澤さんの方は見ていなくて。花澤さんのサンディー、線が細くてふっと押したらすぐにでも折れてしまいそうな歌声がものすごく印象的でした。昔と向き合う自分に揺れている感じが刺さったな、

 

  M17.「Valentina's Past」

後ろの階段に座る平間くんとゆじろさん、タップの音取りながら自然に身体が動いちゃう感じがダンスしてる人だったの本当に好みすぎたよ!!って話。

 

  M23.「サンライズ

この、ご褒美の時間はなに?夢?夢か!夢なのか!平間壮一と大原櫻子にデュエットさせたら言葉を失うの知っててこの2人を選んだんだな。策士の仕業だな、そうかそうか。武道館いっぱいに幸せな空気が流れたのは言うまでもない。イン・ザ・ハイツは未履修なので曲自体も知らなかったし、どんな物語なのかも知らないんですけど、とにかく可愛かった。2人の声も綺麗だったな… 3LDKのミュージカルショーケースで清水くるみちゃんともデュエットしてたサンライズ。どんな曲だったかくらい勉強しておけば良かったと後悔しました。2人で並んで歩く姿にほっこりして、目を合わせながら歌ってる姿にキュンとして、ラスト手を繋いで捌けるところまで可愛いかった。袖に行くにつれて繋いだ手をルンルンさせるように歩く2人、なんて可愛いの…… 終わった後幸せのため息をついたのは言うまでもない。イン・ザ・ハイツ、平間くんとさくらこでいつかやってほしいね、いや、内容は知らんから良いキャスティングなのかはわからんけど(勉強しておきます)

 

  M27.「だったらいいな」

神田沙也加さん可愛いすぎませんか!!!暖かい部屋で、チョコレートを食べる。そんな暮らしができたらいいな。って歌う神田沙也加さんがとにかく可愛い。あとは単純にこの曲好きだなーって。

 

  M28.「PARTY RIDE」

奥からハンサムちゃん出てきて叫んだ。ごめん、咄嗟に平間くんを探してしまったからまだハンサムしててほしいって気持ちはあったんだと思う。いや、私がハンサムしてる平間くんを見たかったんだ。もう卒業したはずなのにな〜、ハンサムちゃんたちフレッシュできらきらしてる〜!って思いながら楽しもう!と双眼鏡を降ろしたらお兄ちゃんたち〜!!って声が聞こえて叫んだ。楽しそうにお兄ちゃんたち出てきた。泣いた。私が見たかったハンサムが、今、目の前に、ある、、、!!!泣いた。双眼鏡から目が離せなくなった。あんなに興奮して、ハンサムに沸くファンさんたちが一体になってコールして、って楽しすぎた。短い時間だけど年末にハンサム見られた、それが嬉しかったんだよな〜

 

  M29.「君だけのHERO」

PARTY  RIDEだけでもお腹いっぱいで幸せに満ち溢れてたらゆじろさんが「待たせたな〜!掛け声知ってる人よろしく〜!」って出てきて崩れ落ちた。ほぼオリメンで君だけのHERO聞けるなんて思わないじゃないですか!!いや、よくよく考えれば確かにこの曲のメンバー揃ってたけど。これが、伝説の2012ハンサムか…!!となんかもう興奮を通り越して尊いものをみるような、大切にしまってあった家宝の蓋をあけるような感覚になったんだよな…

 

  M30.「キミノリズム」

この辺で、このハンサムコーナーはボーナスステージみたいな感覚になりつつあった。もうどこまでも私を過去にタイムスリップさせてくれ、とさえ思った流れからのキミノリズム。いつ聞いても良い曲だ。そして溝口琢矢の顔の良いこと良いこと。ほんとに美しいお顔をしていらっしゃる。Aメロ歌い始めの歓声もすごかった。映像でしか見たことなかった2016のキミノリズムが目の前にあった、すごいすごいすごいすごいすごい!!!!としかならないハンサム初心者。

 

  M31.「White Serenade」

(いつも早送りしちゃうから)ホワセレって聞く機会が少なくて。イントロドンはできないから私の中でハンサムの知らないバラード=ホワセレになりつつある。あと歓声のすごさもこの曲だと気づかせるヒント。わかってからはこれが噂のホワセレか…!とやっとゆっくり聞くことができました。高身長で顔の小さいモデル体型の2人が歌うホワセレもまた新鮮でした、

 

  M32.「Butterfly」

…………思考停止。赤黒ストライプのゆるシャツにダボダボのパンツ、そしてゆるい黒ジャケット平間くんに着せるって決めた人誰?衣装最高すぎない?平間くんのことわかりすぎてない??いちばん好きな衣装。百万点満点!!!ちなみに赤ベルト垂らしてるのがまた最高。武道館でButterflyが聞ける世界線って存在したんですね…… 極め付けは夜風に綺麗な黒い蝶が2018年12月1日、日本武道館から羽ばたきながら舞っていったことです、ありがとう、AAA。Butterfly、興奮しすぎたのと夜風に蝶が舞うのアドリブのダンスでまた思考停止したので記憶はこれしかありません。どこかで奇跡が起きて映像が出てきたら、ゆっくり見ようと思う。

 

  M33.「Inst:」

ハンサム初心者ですが、この時計の針の音を聞かされると強制的に2012年に飛ばされた気持ちになります。完全に!時代が!2012年に戻った!!!あの時計の音を聞くと全く経験もしていないのに、浮き足立つ感覚になって、そしてハンサムが1列になった瞬間に爆発していく私の情緒。Inst:の時計の音から想起させる時計は必ず秒針が戻ってる、0から始める、スタートに戻るような感覚なのに気がついたらその場所は過去なんかじゃなくて未来でもないその先を見据えている音。戻った秒針の指す時刻は13時とか書いてありそう。知らんけど。ハンサムの絶対的エースの1人三浦春馬の登場に沸き立つおたく。主催者側が狙ったものとおたくの求めていたものが一致したときに起こる歓声に嬉しそうに笑う平間くんが好きだ。嬉しいとか通り越して反応すごすぎて照れに走っちゃう時の方が多いんだけど、それでもお互い求めているものが一致した時のあの興奮と一体感はその場にいないとわからないことだろうけど、だからこそその瞬間が好き。おたくをやめられない理由の一つかもしれない。

 

  M34.「THIS IS THE TIME」

Inst:からのTHIS IS THE TIME!!2012年に巻き戻された私はもう念願のTITT平間くん定点カメラする以外の選択肢がなかった。新米アトレックの高画質で見る平間くんのTHIS IS THE TIME。あまりに良すぎた!!!!!!!2016ハンサムしか映像が手元にないので、見たかった振りが2016は歌パートになってて踊ってなかったんだよね… ただ絶対的エース三浦春馬によって念願かなったよ!春馬ありがとう!!!終わった後左腕痛かったからさすがに1曲双眼鏡構え続けてるのは私にはキツかったのかもしれないな、筋トレしよう、筋肉は裏切らない。

 

  M36.「アンダー・ザ・シー」

徹平ちゃんのアンダーザシーめちゃめちゃ可愛かった。寺脇さんとの立ち位置間に合わない演出、私が昔応援していた人のライブの演出でも間に合わない演出あったなー、となんだか思い出して一瞬昔に浸ってしまったよ。ボックスステップ踏みながら歌う徹平ちゃんの可愛さプライスレス!

 

  M37.「パート・オブ・ユア・ワールド」

さ、さ、さ、さくらこ〜〜〜※2回目。さくらこにアリエル歌わせるって決めた人天才。しかも英語版。本音をいうと日本語版で聞きたかったけどそんなんどうでもよくなるくらい可愛かった!!!

You want thing a mabobs? - I've got twenty

Whaddya call'em? - Oh feet!

可愛い。大好き。衣装もこれに合わせたのかな、って思うくらいピッタリだった。俺たちのさくらこはいつだって私たちを夢中にさせてくれる。ありがとう、

 

  M38.「Simon Zealotes」

知識のなさでこれが何の曲でどういったアミュメンセレクトだったのかも結局わならなかったんだけど、今回AAAに出てる蛙さんたちが集まってるのが見られただけで嬉しかったな、と。お友達にDVDを借りて見ただけなんだけど、私にはFROGSにある若さがものすごく刺さってしまったから、あの若さを持った少年たちが大人になって集まった姿をみて、改めてFROGSの尊さを感じてしまった。五朗さんを囲む蛙さんたち、10年経った姿が目の前にあるってほんとにすごいと思うんだ。ラストは塁斗くんと肩組んで終わったのも最後まで私の情緒は容赦なくぶち壊されていくんだ。

 

  M40.「闇が広がる」

多くは言わないけどこの曲を聞いて、エリザベート城田優三浦春馬に沼をみた。なお、エリザベート未履修ですので内容は知りません

 

  M41.「FATE CITY」

白シャツに黒のダボダボパンツ、黒のブルゾン。やばい、エロいかっこいい。ちえさんのバックにつくのは知ってた。でもそれがFATE CITYだなんて反則すぎません!?!?TIME3LIPのOPで聞いてたFATE CITY。それが今度は本家さんの歌のバックでしかも踊る姿が見られるなんて思ってもみなかった。そしてなにより振り付けがSHUNさん!!最近感じ始めてたんだけどAAAで確信した、私はSHUNさんの振りが好きだ。大胆で綺麗でエロくてしなやかで、指の先まで綺麗に振りをつけてくれるから見ていてとっても楽しい。ラースベガース!!!

 

  M43.「This Is Me」

ソニンさんの歌の上手さに驚きそしてその歌唱力と表現力に酔いしれたAAAでもありました。そして堂々とセンターで歌い上げるソニンさんを見てモーリーンのライブシーンを思い浮かべてしまったのでRENTが見たくなりました。日本版ミュージカルRENTは見たことがなかったのでやってるのは知っていたんだけどソニンさんのモーリーン全然想像できなかったんだけど、そこにいたのはモーリーンでした。そして袖で待機してる平間くんがずっと音取りながら身体動かしてる姿が素敵だな〜と思ってたらステージでてきてガッツリThis Is Meを踊るのが最初から最後までパーフェクトな演出だったな。

 

  M44.「一人じゃないから」

平間くんがマイク持ってでてきて、隣にマイクを持ってないさくらこがいて、2人で歌うのかな、と思ったら1人ソロで歌い始めて普通にびっくりした。曲の時もそのあとの五朗さん寺脇さん春馬くんの挨拶のときもさくらことたまに水田さんといちゃいちゃして話を聞いてない平間くん。今何て言いましたか?って授業で当てちゃうぞ。最後の最後までさくらこは女王様だったし、真顔で指示するさくらこ最高だった。

 

 

 

 

楽しくてとても贅沢な時間でした。チーム・ハンサム!としてステージに立つ平間くんが見られるのは予想外だったけれど、水田さんとかゆじろさん、小関くんだったり猪塚くんとかとアイコンタクト取りながら楽しそうに踊ってる姿を見て、これが生でみるハンサムか!と初めて経験できたことが単純に嬉しかった。周りが見えてる人だな、とよく感じるけれど改めてステージ上での視野の広さを感じました。見たい人何人かいて、目が足りない!って喚いてたけど多分いくつ目があったって私の視線は平間くんが全部かっさらっていくんだと思う。それくらい、大きかったし素敵だった。いつか武道館のステージに立つ推しを見たいと思っていたのでまた1つ夢を叶えてもらいました。ありがとう。そしてこのAAAはチャリティーの一環のステージであることも終わってからはしっかり考えないといけないことだし、忘れてはいけないことだとも思いました。AAAは進化してAAAになる。本当に大きな人だな、と改めて五朗さん寺脇さんをみて感じました。また2020年、AAAのステージに平間くんがいるといいな、と願いつつ、ひとつひとつのお仕事をこなして積み重ねた来る未来を少しだけ楽しみにしながら、私も仕事頑張ろうと思います

 

 

 

 

*1:セットリストはモデルプレスさんの記事を参考にさせていただきました

私を沼に引きずり下ろしたメタルマクベス disc2

 

 

 

メタルマクベス disc2もついに終わってしまいましたね…

そしてやっと卒論までもいかない感想文に手をつけました。早くもdisc3の足音が聞こえてきてびびってます。嫌だよ…俺たちのステアラでもう新作の新感線が回らないなんて…

すぐそこまで迫ってるd3が始まる前になんとか書ききるぞ!d2の感想文です。

 

 

気が付いたら1枚もなかったチケットが、チケットビスケットシステムにより5枚に増えてたメタルマクベスdisc2。ステアラのおたくはやっぱりステアラが大好きなんだよ。交通費だって無駄に高いし、ステアラの周りは今でも荒野なのにね。それでも大好きなステージアラウンドトウキョウ。やっと市場が動き始めましたね、少しずつ賑わい始めてますか、市場前。私まだ行ったことないけど…

 

さて、そんなメタルマクベス disc2。なんでこんなに通ったんだろうって考えてみると確実に河野まさとパール王のせいなんですけど、この話はあとでおいおい。河野さんのパール王もそうなんだけど、櫻子夫人だって原ジュニアだって私をd2に通わせた人たちなんだ。今考えてみると、本当にすごかったですよね。感情の波が大きすぎてd2の船で船酔いするかと思ったわ。だけどいのうえひでのり神の掌の上で踊らされるのとっっっっても楽しいから声は小さいけどこれからも周りの人を1人でも多くステアラに放り込みたいと思ってるよ。と思って色んな友達誘うんだけどいつも口説き落とせない私です。やっとd3友達を連れていけそうだ!やった!そんなメタルマクベス。実は苦手だったんですよね。初めてみたのがゲキ×シネの初演でした。個人的に初めてシェイクスピアの作品だったっていうのもあるので世界観がまだわからなさすぎたのと、メタルにすることによるクドカンとの相性が合わなかった… で月髑髏千秋楽の翌日ですね。髑髏が終わったら今度はステアラちゃんでメタルが回るぞー!!ってなったんです。正直まじか…あんまり行かないだろうな、と思っていたのですが… メタルマクベス見れば見るほどやみつきになる面白さが!!メタルマクベス始まってd1の初日をみて、後半もう一回入って、なんかわけわかんないけどめちゃくちゃに楽しい!ってなって今に至ってます。内容とか色々触れたいけど私は最後の電気ビカビカで脳をとろとろに溶かされるあの感覚がそれまでの全部の記憶が吹っ飛ばされるのが好きみたい。終わった後正気に戻れて帰れた日はないです。とにかくあの世界観にハマってしまった…

 

 

さ、前置きが長くなりましたがd2の感想です。

 

 

【タイトルだけ置いときたい為の目次】

 

 

 

悪魔と小悪魔が出会ってしまった話〜夫妻のお話〜

結局千秋楽まできても2人の解釈、私はゴールにたどり着けなかったのでここでまとめながらなんとか終着地点を見つけたいと思ってる。

ランディの隠されていた悪魔性と夫人の小悪魔のような囁き。これによって2人の人生が狂っていくんですけど、この夫妻って2人で1つっていうよりは、1人と1人が合わさった1つって印象のが大きくて。お互いがお互いを必要としているのだけどどこか孤独な1人同士がくっついた2人。ランディには表には出してないし自分自身でも気が付いていない悪魔性が眠っていて、夫人は必ず決めたいゴールに向かって周りなんか見えずにただひたすら突っ走っていた。ランディのその眠っていた悪魔性の中にはずっと隠されていたマクベスの記憶も封印されていて。この悪魔性が蘇ると同時にマクベスの記憶も一緒に戻って今と昔の混在を引き起こす。その悪魔性は勇剛果敢なランダムスターと讃えられるくらい強かった現実に顔を見せていたりしていたのかもしれない。敵なしのランダムスター。そして森で魔女に会って少しずつランディの人生が狂い始めていく。魔女たちにメタルマクベスの存在を教えられ、自分の記憶の断片が少しずつマクベスと混在し始める。それと同時に夫人からはレスポール王殺害の計画を実践しようと持ち掛けられる。さて、話は変わってしまうのですが夫妻はなんで一緒にいるんだろうって考えていて。ランディって夫人の尻に敷かれてる。愛情をすごく感じていたというよりは、夫人の話をしたいことを全部言わせてあげているような感じ。ランディが夫人と一緒にいる理由がわからなくて。ただランディから感じたのは自分が夫人の傍にいてあげないといけないという使命感ランディはどこか夫人に対して負い目があるように見えて。だから夫人のわがままだって聞いてあげるし優しくしてくれるのかなって。その夫人。夫人がランディと一緒にいる理由は王冠を手にして王の妻になるという目的のためでしかないんですよ。ただ夫人は簡単に王の妻になるのじゃつまらなかった。もしかしたら身分の問題で簡単に王の妻になんかなれなかった。でも一番は“大きなこと”をして王の妻になること。夫人の目指すゴールは王の妻になることで、王冠を手にするところまで。そのゴールを目指すことができるのがランディだったから、彼と一緒にいた。ここでさっきのランディの夫人に対する負い目の話になるのですが、なんだか開けてはいけない扉のような気もするのですが、もしもですよ。もしも、この負い目、ランディが気が付いていないだけで全部夫人が仕組んだものだとしたら…… 夫人は自分の欲には忠実で、そのためになら何でもできる。だって女の欲には際限がないですもの!王の妻になるためにランディに近づく口実をつくるために自分の大切な人をランディに奪わせてたらしたら…… あ、ちょっとしんどくなってきた!やっぱりこの扉は開けちゃいけなかったのかもしれない!そんな風にして夫婦になったこの2人。夫人って今までの人生で悪いことを悪いことだと思ってやっていなかったんだと思っているんですよ。「悪いこと?それってなあに?」って笑顔で聞いてくるような夫人じゃないですか。それに対してランディは全部知っていたんですよね。経験はしていないかもしれないけど“悪事”“不安”“恐怖”とか全部ちゃんとわかっていた。ただランディにとって夫人は守らないといけない対象であったと同時に道標にもなっていた。怖い者知らずの夫人だから、どんなことでも容易いことのように次の道を提示してくれていた。2人が何かあると食べていたキャラメル、もしかして夫人を慰めるときにランディがあげていたお菓子だったりしてね…知らんけど。話を戻そう。魔女に出会ってレスポール王の殺害を実行したランディ。今まで自分の進むべき道を提示してくれていたのは夫人だったけど、魔女に出会ってしまったことで自分の道を示してくれる存在が増えた。と同時にマクベスの記憶の混在によって道標を完全に魔女に切り替えてしまったんだ。夫人のゴールは王冠を手にして王の妻になるところまでだった、ただ王冠を手にしたところでランディはもう自分のことをみてくれない。残るものは虚無しかない。2幕からの夫人ってもう空っぽで。自分自身の存在意義を自分に聞いては取り乱して、でも王冠が自分のものであることに満足している。d2期間前半戦のランディに対する「ごめんね」って全然謝ってなくて、ずっと自分の選択は全て正しかったんだと肯定しているようだったんですけど、後半になると「ごめんね」ってしっかり謝っていたように私には感じられたんですよね。ただその「ごめんね」の対象がランディだった前半に対して後半は自分に向けられたもののようで。もっと違うやり方を探していれば、こんなことにはならなかったのかもしれないという後悔が見えた。ただ「小さい箱の方にしとけば良かった」とは1ミリも思ってない。どんな状況に置かれていたにしろ、夫人自身の手に王冠があったこと、王の妻になれたことに誇りを持ってたし、そのことに対する後悔は全くしていない。大きい箱にはお化けがいるけど、ランディと一緒ならそのお化けだって倒せたと思ってる。ただもう完全に1人と1人になってしまったから。そこからの私の殺意は完全に自分自身へと殺意が向いていたし、最後、ジュニア様に笑いながら会釈をして笑いながら飛び降りる。1人になってしまった最後の夫人の選択。最後まで王の妻として生きたかったんだろうし、最後まで王冠を手にしていたかったのかなって。夫人は人生最後まで自分の欲に忠実でしっかりその欲を実現させて、短いけれど刺激的な一生だった。こんな夫人提示させられて毎回さ、さ、さ、さ、さくらこ~~~って叫びながら帰るの最高に楽しかったよ!

 

 

 

 

 

光をたくさん浴びて育った人①~パール王のお話~

さて、パール王のお話をするぞ!とにかくまず言わせてくれ。パール王…とにかくか、か、か、かおが、顔が良い〜〜〜 足を取られないように慎重に歩いていた河野まさと沼にこのパール王で確実に引きずり降ろされました、どうも、無事にフェルナンデスの女になりました。

アフガンハウンドと仲良くなれないフェルナンデス国の王様パール王。フェルナンデス国をまとめあげられているのは確実に顔の良さと人の好さ。それだけで国が回る。この人についていきたいと思わされる立ち振る舞い。人間関係を築く上で押すところは押して、引くところは引くことをしっかり知っている。知っているっていうよりもそれが普通だと思ってる。政治は多分側近に優秀な政治家がいて、信頼関係も築けてるから全てを安心して任せているんだと思う。フェルナンデス国で、ジュニアの背中を押すパール王が大好きすぎてですね…… こういうところに人の好さを感じてしまうんだ…… ランダムスターのこと、"ランダムスターくん"って呼ぶパール王最高すぎません?育ちの良さが滲み出ている…… 河野さんのパール王って自分が信じているものが全てなんですよね… こういうところ、三五ちゃんと変わらない。違いを挙げるとすれば王様で美しい言葉をお話されて、風になびく金髪が綺麗ってところくらい。あとは人を信じることができること。結構違ったな。やっぱりパール王は特別枠だ… さて話を戻すぞ。自分の信じていることが全てなパール王だから、「良いことは良いし、悪いことは悪い」それだけなんです、ただそれがあまりに罪深い。正論は時に容赦なく人を攻撃する。パール王のラストのランダムスターとの殺陣。最初の「黙れ」はただ意味のわからないことを言うランダムスターに対するものなんですけど次の「黙れキチガイ」ってもう得体の知れない怪物を見るような眼になっていう。自分の信じているものが全てだから、その常軌を逸脱したものは怪物になる。訳の分からないものに対する「キチガイ」なんですよね。だんだん怪物を見るような見たことのないものを初めて見たときのような驚きの混じった眼を剥き出しながらの黙れキチガイ 河野パール王は確実にカタカナ表記の「キチガイ」なの。さ、さ、さいこう……… パール王には「綺麗は汚い、ただし俺以外」とかいうランダムスターの言葉なんか意味わかんないんだろうな… 「綺麗なものは綺麗なんですよ。」って真顔で返される。そんなパール王…… ま、パール王って実際綺麗は汚い、汚いは綺麗、ただしパール王以外なんですけどね……

あと少しだけナンプラーのお話もしていいですかね、

ナンプラーってパール王とおんなじ太陽の光を真っ直ぐに浴びて育ったと思うんですよ、もちろん育ちの良い環境で。服装だけは常軌を逸脱してますけど… それでもお家のお風呂はコラーゲンの泉でできてるから年長者だと思われない。何やっても許されるような無邪気さも持ってますよね… 可愛い… 個人的にいちばんナンプラーで好きなのが首から下げてるお守りの紐がビーズで出来てるとこ。普通の紐なら結べばできるけどビーズって… 誰かに作ってもらった感めちゃめちゃありません!?!?これ親から貰ったものだったら…とか考えるとほんとに親からの愛情をたくさん受けて、愛されて育ったんだろうしだからこその無邪気な人柄。先生から教えてもらった良いことは良い、悪いことは悪いを徹底して守ってそうなあの感じ…… 最高ですね、以上ナンプラーちゃんのお話でした。途中から気にしてみてたけど、ドラムスティック上手に回せるようになったね、

 

 

 

 

光をたくさん浴びて育った人②〜ジュニアのお話〜

まず言わせてくれ、原くんの圧倒的センター!そしてダンスと歌の安定感!詰まるところ私は原くんの顔とダンスが好きだ!!!

どうも。初日に原ジュニアを見た感想がちょっと待って、私原くんの顔とダンス好きだったこと忘れてたってなって大いに狂わされました。原くんのことは公演前から存じ上げておりましたがこんなに格好良かったっけ!?!?と完全にパニック。はちゃめちゃに格好良い優等生な原ジュニア。ステアラで自担が堂々とセンターで歌って踊ってる姿見られるなんて最高のご褒美すぎません!?でも、これがご褒美じゃなくてスタートになってくれることを祈ってます、だってまた新感線の舞台で原くん見たい!勝手な私の独り言です。

さて、ジュニアのお話します。原くんジュニアって育ちが良くて、親の言うことしっかり聞いて、勉強も出来た優等生なんだけど中々陽の光を浴びることができなかったジュニアだったと思っていて。だから褒められたり周りから拍手を送られると途端に「えっ、俺のこと!?」ってなりながらぺこぺこしちゃう。それでも王の息子だから度胸もあって中心に立つ器量もある。ただ人間関係における立ち回りが上手すぎて今まで目立ってこれなかったのかな、って。d1ジュニアは公演重ねるごとにIQ下がっていったからd2ジュニアも初日以降IQ下がるのかと思ったら下がらなかったですね、初日にエレベーターに乗るジュニアは千秋楽で別人になってる、って予測したんですけど外しました。残念。ただジュニアの優しさはたくさん感じた。今回のd2、公演重ねるごとにマーシャルのIQが下がっていってたんですよね。マーシャルと話する時のジュニアって、賢いままなのに途端に子どもと話すような話し方になるの。またこれジュニアは無意識でそう話してるのがさいこう。しっかりマーシャルと目線を合わせてあげられるジュニアなの。マーシャルのお兄ちゃんだった…… お父さんへの想いも強くて、ラスト短剣を額に当てる演出もう百万点満点!!!!!ブレーカーが落ちなくて腹括って短剣額に当てるんですけどその表情に色んな葛藤が見えて。そして決心するその短い時間の中でのジュニアがあまりにも格好良くて。逞しく育ったんだな…と毎回胸打たれてました。後半で追加されたブレーカーのところで腹括るジュニアに気がつくグレコの届かない手。ジュニアを守りたいグレコの想いが大きいのに手が届かないのほんとに… しんどい………

初日から明けない夜はso longバリバリの安定感と後ろにダンサーを引き連れて堂々とした圧倒的センターとしてキメてきてたけど、公演重ねるごとに歌が安定してきてなおさらセンター力が増してこれがジャニーズ!!!と衝撃を受けました。バックで踊ってる頃も見てたから、すごく感動したし逞しくてかっこよくて原担が羨ましくなりました。千秋楽1曲マイク持って歌ってたのほんとずるい。最高のご褒美すぎるというか情緒持ちました??私は外野にいながら情緒死んでました!!!原くんありがとう!!!

 

 

 

 

ランダムスター(マクベス)の涙の理由

最後に、妻を失ったランダムスター(マクベス)の涙について考察というか完全に妄想の域ですが、お話させてくださいな!!夫妻のお話をしていた時に突然降ってくるように出てきた私の中での話。

夫人が飛び降りた後、夫人の死を聞いたマクベスはすがりつくように泣くんですよ。あんなに子どもみたいに周りを気にせず泣くのほんとにしんどすぎて…… そして呟く「死ぬのなら、もっとふさわしい時があったろうに」このふさわしい時はいつなんだろう談義です。

観劇中は夫人が死ぬなんてマクベスは考えてもいなくて、死んでしまったことを聞いてほんとに悲しんでいて、自分を支えてくれる人がいなくなって、すがりつく場所がなくなって出てくるこのセリフ。このマクベスのセリフは未来に焦点が当たった言葉かと思ってたし今でも未来に焦点は当てられていると思ってます。ただこのシーンってランダムスターの記憶の中には完全にマクベスの記憶が復活していて、なんならマクベスの記憶の方が大きくランダムスターの中にある。約200年の間眠り続けていたマクベスの記憶が復活した時、ランダムスター(マクベス)は夫人(ローズ)が自殺してしまうことに気がついていたのではないか。200年前の1980年代にもバンドが自然消滅に追い込まれて、ローズは睡眠薬のせいで精神を病んでそのまま自殺をしてしまっていた。その記憶がランダムスターにあるままで今ほとんど同じ状況にいる。それが分かっていながらも結局はあの頃の記憶と同じように夫人を助けることができなかった。夫人を助けることができなかった自分への後悔もプラスされたことによるのがあのすがりつくような子どもみたいな涙だったとしたら…… どんな未来が待っているか、実はマクベスが知っていたら… マクベスはローズと一緒に死んであげたかったのかも、しれないね……… そして最初に出したランディから感じた夫人への負い目の話にちょこっと話を戻す。魔女に出会って、メタルマクベスの存在を教えられたランディ。最初は疑っていたけれど、どこかにランディの中に眠っていたマクベスの記憶が少しずつ、動き出す。メイプルのお城で2人が話をしている時はまだマクベスの時の記憶は戻ってきていないけれど、どこかで小さく動き出していた。このランディが感じていた夫人への負い目って実際には夫人が仕組んだものだったのかもしれないけれど、マクベスが感じていた本当の負い目は実は未来にきてしまう破滅とそれ以上にマクベスが自分の手でローズを助けられなかったこと、だったりしてね……… 知らんけど。はー楽しいお話のお時間でした!お付き合い、ありがとう!!!

 

 

 

 

 

未だに解釈しきれてないところもあるし、なんせラストの電気ビリビリでほとんど記憶が欠落した状態で持って帰ってきてるので色んな解釈違いだったりがありそうだけど私のメタルマクベス disc2はこんなんだったよ!ってところで収めておいていただけると嬉しいです、

他にもね、ローラの話とかマーシャルとかグレコ一家の話とかもしたかったんだけど、ごめん、限界…… なんせまだよく分かってないんだ、メタルマクベス自体が…… まあシェイクスピアの戯曲を読んだことがないからってところもあるかもしれないけれど、あまりに深すぎる。色々掘ろうとするとどこの界隈も深くて深くて底まで辿り着けない。それが楽しいのもあるけれど、私にはキャパオーバーってところになっちゃうのかな… 無念……

 

晦日に終わる頃には他にも深めたいキャラクターたくさんいるので考察できたらいいな、とは思うけど、どうでしょうね、きっとまた全く違うものもってこられてキャパオーバーでーす!!!ってなってる気もする。それもまた、楽しいから好きなんですけどね、

 

 

メタルマクベス disc2はちゃめちゃに楽しかったです!!ありがとう!disc2!!!